東大生を育てた母親は頭のいい子にするため、5才までにどんなことをさせていたのか
近所の公園へでかけましょう
砂遊びはすぐれた知育玩具
ハイハイや、まだ口に何でも入れてしまう時期は難しいですが、ある程度歩けるようになったら、砂場のある公園へ行ってください。
考えて作るという点で、砂場はとてもすぐれた遊び道具です。砂の触感を味わい手先の運動になります
1 砂の触感を味わうことができ、手先の運動になります
砂場はサラサラとしたての触感と、水をかけたときのドロドロした感触を手で感じとります。
手先を動かさなければなりません。何もない砂から、それを使って何かをするために考えます。
たとえば泥団子は、どうやったら丸く硬くなるのか、砂の状態を知り、試行錯誤して作ります。
砂遊びはとてもよい知育玩具なのです。
2 外あそびで体力がつきます
砂遊びをするためには、立ったり座ったりしますし、バケツをつかえば持つ、運ぶなどの作業があり体力を使います。
おまけに屋外で日光をあびる機会ができ、健康的になります。
遊んだあとは食事が進み、疲れてぐっすりと寝るため、生活にメリハリができます。
3 他人と関わることで社会性を学びます
友達と物の取り合いをし、いきなり砂をかけられたり、叩いたり叩かれたり、自分の思い通りにならないことを知ります。
そのうちに物の借り貸しの仕方を学びます。
人と関わることで、語彙力は増していきます。
ここで小さな社会を体験するこになるのです。
4 年齢に応じた遊び方ができます
砂遊びは年齢に応じて遊び方を変えることができます。たとれば2,3才ですとまだ一人遊びが多いです。
人と関わっていてるようにみえても、それぞれが一人で何かを作っています。
5才くらいになると友達と協同で、一つのものを作り上げようとし、分担作業をすることがあります。
また誰かと何かを作りたくなく場合は、一人静かに集中して遊ぶことがあるかもしれません。それも個性です。
無理に関わりをもたせる必要はありません。
砂場では親はそっと見守るこが大切です。
はじめての公園デビュー
私の公園デビューは、近所の子どもがたくさんいる公園です。
しかし、そこは大きな子どもが多く、古くからきている母親グループがいて、居心地が悪かったです。
無理してそこにいることもできましたが、子どものためにと自分がストレスになるのはよくないと思いました。しばらくは誰もいない公園で遊ばせていました。
何回か通っていると、同じくらいの子どもがいる親子連れがやってきて、私と同じ思いでその公園にきていることがわかりました。
それから人数が徐々に増えていきました。日によりますが、常に6組くらいの親子と関わりができ、親同士も友達になりました。
公園は小さなネットワークです
公園は近所の小さいところがいいです。同じ公園だと、子どもは安心して遊べます。
また、そこで出会った子どもはほぼ近所から来ているので、のちのち保育園、幼稚園、小学校と付き合いができると思います。
いろいろな子どもと関わることで、時にはケンカをしたりして学べたことは大きかったと思います。
親は幼稚園の情報や小学校の情報、あるいは病院、スーパーなどネットでは探せない近所の情報を得ることができました。
読み聞かせをしましょう
勉強できる子は、本好きが多かったと思いませんか?本が好きになれば、自分で調べ学ぶことができます。
本好きに育てることは、頭のいい子どもを育てる第一歩です。
本好きにさせるために
まだ文字が読めないうちから、読み聞かせをしましょう。
子どもは母親の声にとても敏感です。
お腹の中でずっと聞いていた声が、イライラしたものなのか、リラックスしているものなのか聞きわけているはずです。
母親が自分のためにやさしく語りかけてくれることは、子どもにとって心地のいいものです。
1.はじめは絵だけの本を選びましょう
はじめての本は、絵があるだけで充分です。
読み聞かせというより、スキンシップをはかりつつ、本という存在を知らせることが重要です。
我が家では、お座りができる6カ月ごろから与えました。
はじめは本という概念がないので、舐めまわして角はボロボロになりました。
親が絵をみて、指さして発音することで、絵と言葉を覚えていきました。
2.短い話の絵本を選びましょう
成長するにあたり、短い話がある絵本を購入しました。
この時期は何度も読み返せる絵本がいいため、借りるのではなく買いました。
1日のうち、少しだけでも読んであげる時間をつくりましょう。
もしその時に、子どもが別のことに集中しているのであれば、無理強いは全体にしないでください。本が嫌いになっては困ります。
どうしても読んであげる時間が取れない時は、なぜ今できないのか、子どもにわかるように説明して、別の時間に必ず読んであげてください。
いつも「あとでね」というだけでは、子どもは納得できないし、どうせまた「あとでね」といわれるだろうと、「本を読んで」とはいわなくなります。
3.オリジナルの50音表を貼りましょう
子どもが知っている単語を選んで50音表を作成しました。
作成する暇がなければ、市販の50音表でもいいと思うのですが、我が子だけがよく知っている単語を選んで絵を書きました。
それを子どもの目線に合う高さで、いつでもみれるリビングに貼っておきました。
50音表は興味をもつまで、あえて触れないでいました。強制して覚えさせたくなかったからです。
言葉を教えたことはありませんが、かなり早い時期から文字を読むことができました。
はじめは、文字が読めることが楽しくて、いろいろ読もうをしていました。
読めることは、知識が増え、自分の世界が広がっていきます。
4.ストーリーが長めの絵本を選びましょう
本の楽しさを感じるには、その子に合った本を選ぶことが重要です。
何に興味があるのか、それに関連した物語の本を探します。
いろいろなジャンルの本を読むのは、まだ少し先になります。本を舐めたり汚さなくなったら、近くの図書館に行って本を借りましょう。
我が家では子どもが一人でも読める本と、少し長めの本を借りました。こちらは寝る前に読んであげました。
兄弟で年齢が違い発達段階が違いますが、3才くらいでもかなりの長い本を聞くことができます。
5.図書館に行きましょう
時間があれば図書館に行きました。
シリーズ化している本を次から次へと借りるためです。
本を購入していつでも読める本があることは大切ですが、読書量をまかなうにはお金がかかりすぎてしまいます。
また図書館にいくメリットは、子どもが借りたい本の中に、ひっそりと別のジャンルの本を紛れさせることができます。
自分では手に取らない本も、家に帰って読むものがなければ、読むようになります。
読書量が増していくと、かなりの長文を読むことが楽しくなり、小学校1年生でハリーポッターを読破しました。
レゴで遊びましょう
レゴの魅力
レゴとはデンマークのメーカー「LEGO社」がつくっているブロックです。
基本的な長方形の形以外にも、人や窓、タイヤなどパーツが豊富で、いろいろなもを作ることができます。
レゴの歴史は60年以上になりますが、いまだに形は変わらず、長く愛され続けています。それだけ、世界中の多くの子どもが遊べ、知育玩具としてすぐれたものであることに間違いはありません。
レゴのメリット
1.指先を動かし脳を刺激します
組み立てるには指先を使わなけれなりません。指先を使うことは、脳への刺激になります。
指には脳へ繋がる神経が多くあり、指を動かすことで脳の血流があがり活性化されるそうです。
知的障害の子どもの鍛錬に指先を使用する活動を多く取り入れていますし、高齢者の認知症予防としても指の運動を行っています。
2.想像力を膨らませます
何もないところからどんなものを作ろうかと考えます。自分の思うように作るには、何をしたらよいか考えます。
想像を働かせ、できあがった姿を思い描くこと、すなわち空間認知能力を育てるにはよい教材です。
今後、算数で立体図形の展開図を考えるとき、この空間認知能力は必要になってきます。
3.計画して作成しようとします
想像を働かせるだけでは、思い描いたものは作成できません。どの順番でつくっていったらよいか考えていかなければなりません。
市販されているレゴには、箱に完成図が描かれており、中にはバラバラのレゴパーツと出来上がりまでの作り方の冊子がついています。それをもとに作り上げていく楽しさがあります。
レゴのデメリット
1.難しい作品を買ってしまう
レゴの外箱に描かれた作品をみて、欲しがることがあるでしょう。
ただ子どもが一人で作成できない難しいものを与え、完成できずに途中でやめてしまうかもしれません。
中途半端に終わらせ、レゴの楽しさより、出来ないつまらなさを味わうことのないようにしていく必要があります。
そんな時、一緒に作ってみることもいいと思います。ただし、大人が夢中になって作り上げないように、子どもに助言しながらにしてください。
2.ひとりあそびになりがちです
レゴは小さく幼児期には誤飲の可能性がありますので、口に入らない大きさのブロックから始めてみるといいです。
また幼い兄弟がいる場合は、注意が必要です。
そして夢中になって作っている時、兄弟に邪魔される場合があります。
これは、兄弟に限らず、友達と一緒の場合でもあります。
レゴは集中して作成できるすぐれた玩具ですが、共同作業に向いているとは限りません。
自然体験をさせましょう
家の周りが畑ばかりで、自然が多いところに住んでいるのであればいいのですが、都会に住んでいる場合、自然に触れる機会を作らなければ経験できないことがあります。
自然体験はキャンプに行かなくてもできます。
もちろんキャンプに行く経験は、とても有意義なことですが、もう少し年齢がいってからのほうが効果的だと思います。
五感を育てる
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を五感といい、脳と密接な関わりがあります。
脳が疲れていると五感が鈍ったり、五感が鈍ったために脳が疲れたりします。
つまり五感を育てることは、脳への刺激になります。
そのためには自然に触れる大きな意味があります。
動物園に行きましょう
まだ歩けもしない子と一緒に行って、意味がないと思っていませんか。そんなことはありません。
見たことない生き物をみるたり、動物のにおいを嗅いでみたりするだけでも五感の刺激になっています。
動物園の中に、小動物とふれあえるコーナーがあれば、生き物の暖かさを知るいい機会になります。
ただし、乳児期では、動物のフンを触らない、石鹸で手を洗う、触っている時には自分の顔に触らないなど、感染症への注意が必要です。
親が話しかけることで、子どもは言葉を覚えます。
動物をみながら話しかけてあげることは、とてもいいことです。
少し大きくなったら、動物の解説を読んであげてください。どんな動物がいて、どんなものを食べて、どんな特徴があるのか。ただ〇〇がいるねと素通りしてしまうだけでは、もったいないと思います。
動物園に行って、すべての解説を読むことは大変ですが、子どもの興味がありそうなものだけでも読んであげましょう。
そして、帰宅したら図鑑がみれる用意をしておきましょう。
野菜を育てましょう
育てるには日光と水を与え、日々お世話をすることで成長していき、最後に収穫する喜びが味わえるよい教材です。
水をきちんと与えなければ、枯れてしまいますし、世話をする大変さと楽しさを学びます。まずは親が育てるつもりで始め、お手伝いをしてもらいましょう。
大がかりなものではなく、鉢植えで短期間に育てられるものから始めるといいと思います。
おすすめはプチトマトです。苗からはじめれば失敗がなく、確実に収穫が望めます。
はじめのうちは親の補助が必要なので、親が育てられると思う野菜を育てましょう。
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公園に行きましょう
ここでいう公園とは、近所の公園のことではありません。
もちらん近所の公園には、先に述べたように別の要素がありますが、ここでいう公園は自然豊かな広い公園のことです。
春には花や虫、秋にはどんぐりやまつぼっくりが拾えるような公園だといいですね。
公園に限らず、山でもいいと思います。保育園や幼稚園でも自然体験をカリキュラムの中に組み込んで、重要な経験だと位置づけています。
しかし一斉保育の中では、限りがありますので、家庭でも自然体験できる機会をもうけましょう。