東大生の母からみる頭のいい子どもを育てるには、10才までに行うとよいこと

2023年6月10日

大学まで行くとしたら、子育てはまだまだ長く続きます。5才までに、頭を使うことを多く経験させ、小学生になったらステップアップさせた経験をさせるようにしていきましょう。

小学生で基礎を養う

勉強が楽しいかどうかと聞かれた時、東大生のほとんどが楽しいと答えます。

授業がわからなくなれば、当然勉強が楽しいはずがありません。そうならないためには、まず生活リズムを整えていきましょう。

小学校からの学校生活では、1時間目から冴えた頭で学習に取り組めるようにしていかなければいけません。

小学校でつまずくと、後々に後悔することになります。

生活リズムを整える

朝起きて、三食食べ、夜寝る。当たり前のことのようだけど、休みの日も、毎日継続させることは大変です。

子どもにそのリズムを作らせるために、親は早く起きて支度をしなければなりません。まずは、親こそ生活リズムを作り、実践する必要があるのです。

睡眠は重要

睡眠はとても重要であり、特に子どもはよく寝なくてはいけません。勉強をしたあと、寝ることによって記憶を確実にインプットできるのです。

小学校の間は、できれば10時までには寝て、6時に起きる生活をさせたいですね。最低でも8時間の睡眠をとらせたい、それにはいつお風呂に入り、夕食を食べるか考えていかなくてはいけません。

我が家は、食事前にお風呂に入りました。そのため、夕食が多少遅くなっても10時には寝ることができます。

塾に通い始めると、帰りが10時近くなり、そのあとすぐ夕食を食べ、風呂に入り、それでも11時には寝ていました。その分、朝は7時起きでした。睡眠時間だけは確保してきました。

寝不足はいいことがありません。徹夜して一日中、頭がボッーとした経験を一度はしたことがあると思います。睡眠時間が少なければ、さえない頭で授業を受けなければならないのです。

早起きは三文の徳

学校は登校時間が決まっています。早く寝れば早く目が覚め、ゆっくりと朝食を食べる時間ができるでしょう。そのあとも食休みができれば、家でトイレにもいけます。

お腹の調子は体調不良になるばかりではなく、集中力にも繋がってくるので重要です。

授業中にお腹が痛くなって、トイレにいくなんてこともなくなるでしょう。

また、学校へ行く前に余裕ができることで、忘れ物が確実に減ります。

朝食は一緒に

仕事をしていたり、下に小さい子どもがいる忙しい親は、子どもが食事している間に別の家事をしていることがあると思います。

しかし、できるだけ一緒に食事をとるようにして下さい。一緒に食事ができなければ、何かをしながらでも会話するように心がけましょう。

会話をすることで、その日の子どもの悩みや迷いに気づけるかもしれません。精神面の安定は何よりも大切です。

頭を使うことを積極的に取り入れる

学校や塾で勉強をすること以外に、頭を使って遊べたり、考えたりする機会を設けていきましょう。実際に家庭内でしてきたことを紹介します。

ゲームをする

ロールプレイングゲーム

我が家では小学校に入る前から、すでにゲームボーイで遊んでいました。早くからゲームを与えたくないという方がいると思いますが、与え方が重要だと思います。

簡単なのはシューティングゲームですが、あえて難しいロールプレイングゲームを買い与えました。そして一緒に攻略本を買いました。具体的にはポケモンシリーズです。

ゲームで遊ぶにあたり、攻略本の有無は賛否ありますが、小学校低学年で、攻略本を見ずに進めていくことは、難しいと思います。

ゲームを進めたいがため、一生懸命に攻略本を読んでいました。読んで理解して、ゲームで実行することを目的に渡しました。

ゲームの時間は始めから決め、子どもと事前に約束をすることは大切です。どうしても時間を忘れて、続けてしまいます。

このゲームは、高学年になった時に、塾に行く前の息抜きに代わっていきました。

将棋

祖父がやっていたことがきっかけで始めました。最初は香車を抜いたり、飛車や角を抜いたりとハンディをつけて行っていました。

先読みをするので、思考力が養われます。また、勝負事なので、負けたくない勝ちたいという気持ちがでてきます。

頭のいい子が将棋をやっているイメージが強いですが、何手も先を見て考えるから頭がよくなるのではないでしょうか。

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カードゲーム

近所の子どもたちで流行っていた遊戯王カードをやっていました。

対戦するにあたり、カードの特徴を理解し、手札を組んで、戦力を考えなければなりません。

将棋と同じように先読みできる力も必要です。

我が子がどのくらい強いのか知りませんでしたが、たまたま通りかかったイベントに参加し、イベント会社が用意したカードで、見知らぬ相手を前にごぼう抜きに勝っていたことがありました。

口座を開設する

自分でお金の管理をするためです。銀行というものを知り、通帳に記帳していくことをしていきました。高学年では、ATMを使わせる経験をさせました。

まだ電子マネーが普及していなかったですが、今なら使わせていたかもしれません。

新しいものに取り組ませ、早い段階でそのメリットとデメリットを教えていくことは大切です。

中学生では株を始めました。お金の大切さと、経済に関心を持たせるためです。株を始めるとニュースにも関心が持てるようになります。

クイズ番組をみる

クイズ番組をみながら、問題を一緒に問いてみたりしていると、自然に記憶に残っていくことがあります。

紙ベースでの勉強の記憶を、確実な記憶にできる機会だと思います。学習している部分がクイズになることは少ないですが、それでも親子で会話し、口にだすことで、知識が少しでも増えることを期待したいです。

100マス計算をする

テレビで100マス計算がいいと流行っていたので、すぐに遊びの一つとして取り入れました。初めは少ないマスからはじめ、タイムを計ることで楽しめるように仕組んでいきました。

夕食の支度前のちょっとした時間にすれば、簡単にできます。時間のある時に用紙を作っておけば、難しいことはありません。

まずは簡単にできることから初めて、タイムが短くなると褒め、低学年のうちは「すごいね」シールを貼ったりしてやる気を起こすことが大切です。

毎日の仕事を決める

小学生になり、お小遣いを渡すようにしました。

月に1度のお小遣いは、日々の労働賃金として渡し、自由に使ってよいものとしました。

金額は学年+100円でした。

使用目的はあまり詮索せず、貯めても使っても細かいことはいわないようにしていました。

掃除の日課

すべてやらせるのではなく、年齢に応じて、できる部分を話合って決めました。

お風呂掃除なら浴槽内を洗うだけ、階段掃除は拭くだけ、棚拭きは自分の部屋だけなど、いろいろあります。

また、毎日することと、週に1回だけのものなど、その時の状況に合わせていきました。

やらなければいけないことを継続する大変さを学ばせる目的でもあります。

しかし習い事や遊びに行った時は免除するなど、多少の融通さは必要だと思います。

上履きを洗う

子育ては、自立することが大きな最終目標です。基本的には自分のことは自分で行うことにしています。

小学校に入学した時から、上履きは自分で洗うようにさせていました。

また、洗濯した服は自分でタンスにしまうなど、つい親がやってしまったほうが楽なことはありますが、最初の手助けをしてあげることで、自分でできるようになります。